FORTが本気で作りたかった「ブラックジーンズ」
この秋冬、すごく楽しみにしておりました
【A VONTADE】Coal Mine Jeans
"Selvage Super Black”『FORT Exclusive』を
今週末よりリリース致します。
2026年9月5日(土)より店頭にてリリース致します。
オンラインショップへの掲載は同日20時を予定しております。
(前後する場合がございます)
自分自身がファッションに興味を持ったきっかけの一つが、
間違いなく「Jeans」でした。
中学生の頃に初めてLevi's 501を買って以来、
これまで本当に色々なデニムを穿いてきましたが、
今でも店頭で良いジーンズを見ると自然と気持ちが高まります。
そんな中、ここ数年で久しぶりに
「これは長く穿きたい」と強く思わせてくれたのが
【A VONTADE】の名作「Coal Mine Jeans」でした。
FORTでもリリースする度に非常に高い人気があり、
自分たち自身も気に入って穿き続けている一本です。
ヴィンテージデニムへの深い理解を感じるディテール、
しっかりと存在感がありながら、
今のスタイリングにも自然に馴染むシルエット。
完成度の高いこのCoal Mine Jeansをベースに、
「FORTならどんな一本を作りたいか」と考えた時、
真っ先に浮かんだのが圧倒的に深いブラックデニムでした。
インラインにはない、
FORTのスタイリングに本当に欲しかった一本。
そこで今回【A VONTADE】に別注をお願いし、
SUPER BLACKのセルビッチデニムを使用した
FORT EXCLUSIVEのCoal Mine Jeansを製作していただきました。
ただ色を変えただけではありません。
Coal Mine Jeansが持つヴィンテージワークの匂いを残しながら、
ブラックという色によって、
よりモダンに、より無骨に、そして圧倒的に格好良く。
個人的にも完成をかなり楽しみにしていた、
思い入れの強い別注デニムです。
是非、お試し頂きたい1本になります。



深く沈み込む「SUPER BLACK SELVEDGE DENIM」
今回の別注で最もこだわった部分が、
このスーパーブラックのセルビッチデニムです。
譲れない拘りとして
デニム好きには欠かせないセルビッチ仕様の
スーパーブラック生地になります。
素材には14ozのセルビッチブラックデニムを使用しています。
80〜90年代の501ブラックデニムには、
経糸に硫化染めの黒糸、緯糸に生成り糸を打ち込んだ
「先染め」と生地の状態で黒に染め上げたマットな表情の
「後染め」が存在します。
こちらのデニムは一見すると「後染め」のような
マットな黒の表情を持ちながら実際は、
経糸に硫化染めの黒糸、緯糸には
反応染めの黒糸を使用した、黒糸×黒糸による
「先染め」デニムになります。
さらに経糸には60年代後半~70年代前半の
ヴィンテージデニムに見られるインディゴの色落ちを
硫化染めによって再現した糸を使用していますので、
90年代以降のブラックデニムに見られる
比較的フラットな色落ちとは異なり、
穿き込むことで糸の芯が徐々に現れ、
ヴィンテージデニムのような奥行きのある
色落ちと美しい縦落ちを楽しめるのが特徴です。
※【違う製品ですが、同じ生地を使った色落ちサンプル】
このような素晴らしい縦落ちを楽しんで頂ける
セルビッチのスーパーブラック生地になります。
写真でも伝わると思いますが、
一般的なブラックデニムとは明らかに違う、
深く沈み込むような濃厚なブラック。
新品の状態では非常にシャープでソリッドな
表情を持っていますが、セルビッチデニムらしい
綾目や生地の凹凸がしっかりと感じられ、
単なる「黒いパンツ」とは全く違う存在感があります。
岡山製のスーパーブラックセルビッチデニムを使った
ブラックデニムは希少でそう見当たらないと思います。
ブラックでありながら、
光の当たり方によってセルビッチデニムらしい
表情が浮かび上がるところも
この生地の大きな魅力だと思います。
ブラック一色のストイックな生地に対して、
フロントやポケット周りに配された
銅色の打ち抜きリベットが程よいアクセントになっています。
このブラックと銅の組み合わせも本当に格好良く、
ワークウェアらしい無骨さを残しながらも
どこか上品で色気のある一本に仕上がりました。
FORTでは普段からヴィンテージ、ミリタリー、
国内ブランドの洋服をミックスして提案していますが、
そのどのカテゴリーにも自然に馴染む
ブラックデニムを作りたかった。
そのイメージに対して
これ以上ない生地だったと思っています。



1800年代後半〜1900年代初頭を思わせる「Coal Mine Jeans」
デザインのベースとなった「Coal Mine Jeans」は、
1800年代後半から1900年代初頭、
当時の炭鉱夫たちが穿いていたであろう
ワークパンツから着想を得てデザインされています。
現代の一般的な5ポケットジーンズを
単純にワイドシルエットに変更したものではありません。
ヴィンテージワークウェアの構造を紐解きながら、
【A VONTADE】らしい解釈で再構築されているところに
このパンツの面白さがあります。
一般的なジーンズに見られる
バックヨークの切り替えを設けず、
縦と横に入れられたダーツによって
立体的なヒップラインを作り上げた独特のパターン。
そして背面には、ヴィンテージ同様の
針刺しタイプのバックルバックを装備しています。
バックルを実際に生地へ差し込み、
ウエストを調整するクラシックな仕様で、
後ろ姿を見た時の存在感も抜群です。
その他にも、ベースモデル同様に
オリジナルのタックボタン、
打ち抜きリベット、2本針仕様のバックル、
細巾のステッチワークなど、
当時のワークウェアを彷彿とさせる
ディテールが随所に盛り込まれています。
ヴィンテージをそのまま再現するのではなく、
古いディテールを理解した上で
現代の洋服として完成させる。
この絶妙なバランスこそ、
【A VONTADE】のデニムが格好良い理由だと思います。






ワイドだけれど野暮ったくない。完成度の高いシルエット。
そしてCoal Mine Jeansを語る上で、
絶対に外せないのがシルエットです。
股上はやや深めに設定され、
ヒップからワタリにかけてしっかりとゆとりを持たせ、
そこから裾まで自然に落ちる
ワイドストレートシルエット。
最近では太いデニムも数多く見かけますが、
単純にサイズを大きくしただけのワイドパンツとは
穿いた時の見え方が全く違います。
腰回りにはしっかりと立体感があり、
ワタリにも十分なボリュームがありながら、
横に広がりすぎず、裾までストンと綺麗に落ちる。
このシルエットが本当に秀逸です。
さらに今回は生地をスーパーブラックにしたことで、
インディゴ以上に輪郭が引き締まり、
ボリュームのあるシルエットながら
非常にシャープに穿いていただける一本になりました。
白のTシャツやシャツにシンプルに
合わせるだけでも良いですし、
ミリタリージャケットやカバーオール、
スウェット、ニット、レザージャケットなど、
FORTで普段提案しているアイテムとの相性は抜群です。
足元も革靴からスニーカーまで選びません。
ヴィンテージの匂いはしっかりあるのに、
ヴィンテージそのものにはならない。
今のファッションとして穿けるところも、
このCoal Mine Jeansの大きな魅力です。









新品が完成形ではない。穿き込んだ先が楽しみな一本。
そして今回、この生地で別注を作りたかった
もう一つの大きな理由があります。
それは、ブラックデニムを育てる楽しみです。
最初は圧倒的に深く、
均一に近いスーパーブラック。
そこから穿き込み、洗いを繰り返していくことで、
膝や腿、ポケット周り、裾、バックル周辺など、
日々の動きが少しずつデニムの表情として刻まれていきます。
新品の真っ黒な状態ももちろん格好良いですが、
個人的には半年、1年、2年と穿いた先が
今から非常に楽しみな一本です。
ヴィンテージデニムが格好良い理由は、
単純に古いからではなく、
その人が穿いてきた時間が一本一本に
現れているからだと思っています。
今回の別注も、綺麗に穿き続けていただいても良いですし、
気にせずガンガン穿いて、
自分だけのブラックデニムへ育ててもらいたい。
インディゴのデニムを何本も持っている方にも、
普段ブラックパンツを穿くことが多い方にも、
是非一度試していただきたい一本です。
A VONTADEの名作「Coal Mine Jeans」と、
FORTが求めた「SUPER BLACK SELVEDGE DENIM」。
この二つを組み合わせることで完成した、
インラインには存在しないFORTだけの
特別なCoal Mine Jeans。
デニムが好きだからこそ、
生地、シルエット、ディテール、
そして穿き込んだ先まで楽しめる
一本を作りたいと思いました。
自信を持ってお勧めできる別注です。
是非、じっくりと穿き込んで、
ご自身だけの一本に育てていただければと思います。










【A VONTADE】Coal Mine Jeans "Selvage Super Black”『FORT Exclusive』
Price ¥31,900(tax in)
Color. Super Black
Size 30 / 32 / 34 / 36inch
モデル 身長175cm 体重69kg / 着用サイズ 32inch